診療の流れ
『予防歯科』ってどんなことをするの!?
歯科医院で行う“健康診断”
「ひがしデンタルクリニック」の『予防歯科』では、歯を虫歯や歯周病から守るためにどのようなケアを行うのでしょう? 診療の流れにそってお話します。
1.カウンセリング
『ひがしデンタルクリニック』では、カウンセリングを重視しています。当院では、受付で問診シートにご記入後、カウンセリングルーム(個室)で、当院の治療についての説明と合わせ、「どこまでの治療を希望さますか?」と質問させていただきます。
このとき、「ときどき奥歯がズキンと痛む」「最近、歯ぐきがやせてきた」「口臭が気になる」など、気になることは何でも相談してください。私も「食事は1日何回?」「普段の睡眠時間は?」「歯磨きにかける時間は?」など、生活全般について伺います。これがいまの歯や口のトラブルを解決し、歯を守るプランを立てるための基本となります。
2.口の中の写真を撮る
当院では初診時と治療が終わった後に、口の中の写真を撮ります。初診時の写真からは「いま口の中がどのような状態なのか?」がわかります。さらに、治療後の写真を比べると、「どのような治療をしたのか?」を確認することができます。また、『予防歯科』でも定期的に口の中を撮影します。現状の歯や口の中の状態を知ることは、5年後、10年後の将来に向けて歯を守るための大事な記録となります。
3.くわしい検査を行う
歯や口の中のトラブルの原因を探り、患者さん一人一人に合ったケアプランを立てるため、「だ液検査(サリバテスト)」を行います。この検査で、虫歯リスク(虫歯になりやすい、なりにくい)がわかります。
- 唾液の働き
- 唾液には、食べ物の分解・消化を助ける、味を感じやすくするなどの働きのほか、口の中の汚れを洗い流す、酸性に傾いた口内を中性に戻す、再石灰化により歯を修復する、細菌の繁殖を抑えるといった虫歯や歯周病を防ぐ作用もあります。
- 唾液検査の方法
- 少量の水で、お口全体を10秒間軽くゆすぎます。詳しくは、こちらの動画でご確認ください。
<動画タイトル>「SMT患者様向け動画」/51秒/ライオン
<出典元> LionOfficialMovieより
- 唾液検査でわかること
かんたんに受けられる安全なテストなので、『小児歯科』でも「唾液検査」をおすすめしています。口の中の環境は2歳くらいで出来上がり、生涯変わることはありません。
また、虫歯菌(ミュータンス菌)は身近なからの感染ですから、この時期を乗り越えれば、虫歯のリスクを減らすことができます。生まれたときから歯の予防は始まっています。「まだ早い」と考えず、『予防歯科』へご相談ください。
4.歯を守るためのケア
歯磨きトレーニング
歯を守るには、正しい歯磨き習慣を身につけることが必須です。当院では、食事の回数や内容、歯並び、だ液検査の結果などから、一人一人に合った歯磨きトレーニングを行います。歯磨きで落とし切れなかった「プラーク(歯垢)」は、細菌のかたまり。歯の表面に付着し、たった2日でその大半が「歯石」となります。こうなると歯ブラシでは太刀打ちできません。そのプラークを作りにくくするために日々の歯磨きで、バイオフィルムというものをしっかり取り除く事が、虫歯や歯周病を防ぐ第一歩となり、そして健康的なお口を手に入れることができます。
歯の汚れや歯石をとる
歯ブラシで落とし切れない歯石を除去します。虫歯菌や歯周病菌の住処をとりのぞくことで、口内環境をととのえます。また、『一般歯科』の治療の前にも歯石除去をすることで、細菌感染のリスクを減らすことができます。
5.定期検診
『予防歯科』は、虫歯や歯周病治療が終わってからが“始まり”です。「もう二度と虫歯で泣きたくない」「歯周病で歯を失うのは嫌だ」という思いが強く残っているうちに、定期的に歯科検診を受ける習慣を身に着けましょう。まずは、3カ月後にいらしてください。「きちんと歯磨きできているか?」を一緒にチェックしましょう!
続いて、歯科検診の流れと日ごろのケアについてご説明します。