歯周病による身体への影響

こんにちは!スタッフの氏家です。
8月に入ってから猛烈な暑さが続いていますね🥵💦
室内でも熱中症になるそうなので、水分補給はこまめにして下さいね!
また、暑い中ご来院頂きありがとうございます!
冷たい水素水を受付に置いてますので、ご来院の際は是非お飲み下さい😊

今回は【歯周病による身体への影響】をご紹介します。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、歯周病は歯を支えている骨を溶かす病気です。
しかし、それだけではなく多数の身体の病気との関連性が長年研究されているんです!

特に関連性が高いと現在考えられているのは、
①動脈硬化とそれに伴う脳梗塞・心筋梗塞
★進行した歯周病では、炎症を起こした歯肉からたくさんの歯周病菌が血管に入ります。
それを体の白血球が食べ、その死骸が血流を阻害して
脳梗塞や心筋梗塞の原因となり得ると考えられています。

②糖尿病
★歯周病になった歯肉では炎症が起こっています。
進行した歯周病の場合、そこから炎症性物質が体に入り込み血糖値を低下させるインスリンの働きを邪魔します。その為、糖尿病が悪化すると考えられているんです。
おまけに!糖尿病が悪化すると、更に歯周病が悪化するので放置すると負のスパイラルに陥ってしまいます。

③誤嚥性肺炎
★誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。
肺や気管は、咳をすることで異物が入らないように守ることができます。しかし、高齢になるとこれらの機能が衰えるため食べ物などと一緒にお口の中の細菌を飲み込み、その際むせたりすると細菌が気管から肺の中へ入ることがあります。
その結果、免疫力の衰えた高齢者では誤嚥性肺炎を発症してしまうのです。

④早産・低体児出産
★歯周病が胎児に及ぼす影響は、昔から研究されています。歯周病の起こした炎症が体内に出産を促す環境をつくってしまったり、歯周病菌が子宮の内部に感染して早産を促してしまうというパターンが考えられます。
羊水や羊膜などへの細菌の感染は、早産や胎児の発育不全のリスクとなります。

今回は、特に歯周病との関連性が高いと考えられている4つに絞って紹介しました。
しかし、歯周病との関連性が疑われている病気はそれだけではありません!
【関節リウマチ】【菌血症】【腎臓病】【非アルコール性脂肪性肝炎】【骨粗鬆症】【皮膚炎】【アルツハイマー型認知症】などについても研究が進められているところです。
《たかがお口の病気》ではないんですね👿!

🌻歯周病菌に悪さをさせない為に🌻
当たり前の話ですが、歯周病になっているのなら
まずは速やかに歯科で治療を!
炎症が起きている歯肉は、傷口と同じで歯周病菌が体内に流れ込む入り口になります。
【歯肉から血が出る】という方は、できるだけ早く歯科で治療しましょう!
炎症のもとであるプラークと、プラークがたまる足場となる歯石が除去されれば炎症は徐々に治まります。
そして、メインテナンスに定期的に通いながらお口を清潔に保ちましょう!
日常の歯磨きは、時間をかけて丁寧に🦷
磨き残しが起こりやすい歯と歯の間には、フロスや歯間ブラシをぜひ使ってください!

【今は異常は無い】と感じている方も油断は禁物‼️
歯周病は痛みなく進行しますので、気づいた頃には
かなり悪化していることもあります。
少なくとも半年に1回は、歯科でメインテナンスを受けましょう。
歯周病は【予防】と【治療】が可能な病気です。
身体の健康の為にも、《リスクの放置》をしないようにしてくださいね😌☘

8月号のnicoに詳しく載っていますので、是非ご覧ください!

流山おおたかの森 歯科
ひがしデンタルクリニック